事業の売買は会社の方がやりやすい!?将来事業の売買が起こったら・・・。
穀物を潤す雨が植物の成長を促す頃となりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回のブログでは「事業の売買は会社の方がやりやすい」
将来会社(事業)を売買する際に個人事業と会社のどちらがいいのかをご説明いたします。
個人事業として事業を続けていたり、会社を設立して事業を行っている場合、将来、より大きな会社等から買収の話がでたり、ご自身が病気や加齢により事業を行うことが難しくなったために、
会社(事業)を売買することがあるかもしれません。
その際に、会社(事業)の価値はいくらなのだろうと疑問に思うかもしれません。
事業の価値は単に会社(事業)の資産や負債の額、単年度の収支によって決まるわけではありません。創業からの年数や、地域でのシェア、ブランド等の知名度等様々な要因から総合的に決まります。そういった要因は、「営業権」や「のれん」と呼ばれるものとなります。
個人事業の場合は事業主自身が商売のかなめですので、ご自身が商売をやめるときは、店じまいとなることがほとんどです。
しかし、会社の場合は、たとえ社長の手腕が評価されている会社であっても、対外的には「会社」が価値を有しているわけですので、この集団としての会社の価値を売買できるのが、会社の強みです。
また、個人事業の場合は、権利関係の見直しが面倒となります。
もちろん個人事業であっても、事業の売買は成立します。
ただ、個人事業の場合、事業のための不動産が個人名義だったり、取引先との契約も、個人名での契約となります。そのため、仮にこの個人事業を買い取ったとしても、様々な契約を一からやり直すこととなるため、その労力はかなりのものとなることが多いです。
一方、会社の場合は、そういった契約や権利関係は会社にあるため、会社の株式や持ち分を買い取れば、それらの契約や権利関係もそのまま引き継ぐこととなるため、個人事業を買い取るよりも容易となります。
これらのことから、将来事業を売買することとなった場合には、会社の方が容易に売買できる可能性が高いというメリットがあると言えるのです。
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