毎日の経理作業は個人事業の方がラク
こんにちは!11月もあと数日!年末が近づいてきていますね!
年末調整も間近の時期ですが、本日は日々の経理作業についてお話いたします。
まず、はじめに 会社と個人事業のおサイフは 別物 です。
会社のサイフと個人のサイフは混ぜてはいけません。混ぜるなキケン!!です。
社長のサイフが空っぽになったからと言って会社からお金を融通してもらうとその瞬間に「役員賞与」を受けたとみなされ個人に所得税や住民税が課せられたり、「社長貸付金」とすると銀行からの心象が悪くなったりする恐れがあります。
会社の信用度にも関係してきますので、面倒でも会社と社長のサイフは分けておく必要があります。それが難しいと感じる場合は会社設立を考え直した方がいいかもしれません。
さて、日々の具体的な経理作業ですが、事業にかかわるお金の出入りを記録する必要があります。この記録が「簿記」になります。
簿記には2種類の方法があります。
■ 単式簿記
個人の場合に用いられる簡単な帳簿です。
主に現金出納帳や預金出納帳、経理帳を作り、売上や経費を記録します。
■ 複式簿記
会社の経理作業は必ず複式簿記で記録します。
1つの取引で同時に2つの記録を残していく方法になります。
例えば、「売上」を得た場合と「仕入」を支払った場合
単式簿記の場合は売上と金額、仕入と金額を記録すれば問題ありません。
しかし、複式簿記では、
「売上」は「売上の獲得」と「お金の増加」の2つを記録することになります。
「仕入」は「仕入の支払」と「お金の減少」というように
1つの取引がそれぞれ
会社の資産や負債が増減「原因」となり、
収益や費用がいくらかかったかという「結果」になります。
会社は必ず複式簿記を採用しなくてはなりません。
決算日になって、手元にお金がどれだけあるのか、借り入れはいくらあるのかなど単純な記録では通用しません。
法人税法が求める帳簿や決算書は複式簿記を基本としたお金の流れの立証性に長ける経理処理を求めています。
経理のことを考えると、会社を作るのは手間だと思われる方も多いかもしれませんが、
最近ではパソコンやアプリの「会計ソフト」を使用することで手軽に行うことができます。
実際のお金の流れを把握するには自分自身で経理に挑戦してみるのもよいかもしれません。
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