接待交際費はは会社のほうがトク
2023年12月26日
2023年も残り数日となりました。
事業を始めると取引先や関係者、また同業の方々と飲食をする機会や季節のご挨拶等で贈答品を渡す機会が増えますよね。
今回は経費の中でも「接待交際費」について会社と個人との違いをご説明いたします。
【接待交際費】とは・・・
取引先や関係者に対する接待・交際のための飲食や贈答品などにかかる経費のこと
主な接待交際費としては
〇取引先・関係者などとの飲食費、交通費
〇取引先・関係者などに贈る中元や歳暮などの品代
〇取引先・関係者などの冠婚葬祭、イベントなどで渡す祝儀や香典代
などが含まれます。
この接待交際費は、原則として、損金(法人税を計算する基準となる費用、損失)にはなりません。
つまり、経費とは認められないことになっているのです。
しかし、例外として 必要経費と認められれば
◇法人は資本金1億以下の企業において
① 年間800万までOK もしくは
② 接待飲食費の50%までOK
◇個人事業主の場合は全額損金算入OK
となります。
では、個人事業主のほうが有利かというとそうでもありません。
個人の場合、プライベートでの支出なのか、事業での支出なのか、必要経費か否かが問われる場面が多く見受けられます。
法人の場合では会社の指揮命令に従い、接待を供用するという建前があるため、金額的には制限されますが、その範囲内であれば接待交際費として認められるケースが多いのです。
日頃からランチミーティングや夜の会食、接待が多い方は、迷わず会社をつくることを検討してみてはいかがでしょうか。