個人事業と会社では何が違うのか?
2023年1月30日
個人事業と会社で何が違うの?って疑問に思われるか方も多いのではないのでしょうか。
下記の3つについて書いてみます。
①個人と法人では事業につける名称の重みが違います!
・個人事業の場合、事業の名称を「屋号」と呼び、税務署に開業届や青色申告をする際に必要ですが、それほど社会的な重みはなく、屋号は事業を総称するイメージしかもたれないことがある為です。
・会社の場合、社名は「商号」と呼び、設立時に法務局へ設立登記等を届け出る手続きを行うことになります。また社会的責任を有する「法人格」を持つことになります。
②設立方法と費用が違う!
・個人事業の場合、商売を始める際に従業員を雇わなければ、税務署でひとり税金関係の手続きを行うだけで済んでしまう為、費用はあまりかかりません。
・会社を設立する場合は、法務局へ会社概要の登記等を行う手続きや法務局以外の各種手続きが必要になり、個人事業の開業と比べると時間と費用もかかってしまいます。
③独立資金の取り扱い方が違う!
独立のための資金(独立資金)の扱い方が個人事業と会社とでは大きな違いがあります。
・個人事業の場合、独立資金のことを「元入金」として扱います。元入金については、開業後細かい制約はなく順調に売り上げが出た際に元入金をプライベートの通帳に戻しても問題はないことです。
・会社の場合、独立資金のことを「資本金」として扱います。資本金は設立後も会社の収益を生み出すものとなるので、会社の中にずっと据え置かれます。個人事業と違い何の理由もなく出資した個人に返済されるものではありません。原則的には事業が成功や失敗しても会社へ投資状態のままです。
以上3つの違いを書いてみました。
個人開業や会社設立をお考えの方の参考になれば幸いです。